前回までは離乳食初期についてお伝えしましたが今回のテーマは離乳食中期(舌食べ期)です。
離乳食中期は一般的にだいたい生後7ヶ月から8ヶ月ごろから開始し舌を押しつぶして食べるようになります。
食べること、飲み込むことの機能の発達で押しつぶし機能の獲得をします。おもちゃを口に入れ噛むようになったりスプーンからひと口飲みをしたりします。食べ物を舌と唇で押しつけてつぶし、味わって食べる動きを獲得する時期になります。
歯と口の状態は舌の上下の運動・口角の水平引きがみられます。また、個人差はありますが下の前歯が生えてくる時期でもあります。(5ヶ月から10ヶ月ごろ)
離乳食の形態としてはだいたい舌で潰せるかたさで絹ごし豆腐のかたさくらいだと例えられます。
実際に与え方としては唇とあごを閉じる動きで食べ物を口の中に取り込み、舌の前方部と上あごの前方部で離乳食を押しつぶして食べます。与える側は、焦らず舌で食べ物をしっかり取り込むまで待ちます。潰した食べ物をひとまとめにする動きが少しずつできるようになっていきます。そしてまとまりやすくして飲み込みやすいように、とろみをつけると良いでしょう。舌の前方部と上あごの前方部は食べ物の食感・形・大きさを認識するなど、食べる機能を促すうえで重要な感覚情報を掴みます。
水分の取り方については初めの方は閉じた上下の唇の間に、スプーンを横にして入れ込みます。上唇が水分に触れたら少し傾けて徐々に口の中に取り込めるようにします。少し慣れてきたらスプーンを横にして下唇の上におき、閉口して上唇が水分に触れるのを待つことですする動きを引き出します。
次回も引き続き離乳食中期についてお話しします。
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