引き続き、離乳食初期についてです。
前回は離乳食初期における具体的な機能の発達やお口の中の状態、離乳の形状などをお伝えしました。今回は少し詳しくポイントをお伝えします。
5~6か月頃[口唇食べ期・歯が生える少し前の段階]では
座位が取れるようになると、頭部をコントロールすることができるようになり、口や喉の周りの筋肉を動かしやすくなります。歯の生える場所(歯茎)が膨らんでかたくなり、舌は前後運動が中心です。
歯と体の発達として
①首の座りがしっかりしている
②支えていると座れる
③スプーンから唇で食べ物を取り込むことができるようになる
があります。
食べさせ方のポイントとしては
①平らに近いスプーンに食べ物をのせ、そのスプーンを下唇の上に置いて、上唇で食べ物を取り込むのを待ちます。
②スプーンからゴクンと飲み込むのを確認してから引き抜きます。
*上唇の動きはとても重要です!
スプーン選びのポイントとしては
①ボウル部分の幅が狭いもの
②ボウル部分の浅いもの
③先がとんがっていないもの
④口当たりの柔らかい素材製
などがあります。
(注意)
口の中に入れてしまった方がきれいに食べてもらえますが、この時期に重要な唇による捕食の動きがなかなか上手になりません。
食器の選び方のポイントとしては
初期から8ヶ月ごろまでは本人が自分で食べるのではなく基本的に食べさせてあげるため、どのような食器でも大丈夫です。
特に離乳食用とこだわらなくてもいいので、家にある食器を使って様子を見ながら必要なものを買い足していくと失敗しないでしょう。
次回は離乳食中期についてお伝えします。
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