赤ちゃんが母乳やミルク以外の味に慣れて、食事を上手く取れるようになるための練習が「離乳食」です。
一般的に離乳食の開始時期として
・首の座りがしっかりしている
・支えればお座りができる
・食べ物に興味を示す
・授乳のリズムがしっかりと整ってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなってきた
などの様子が見られる月齢が5~6ヶ月頃と言われています。歯科の観点から言うとこの時期になると前歯辺りの顎堤が硬くなってきて、歯ぐきを使う準備が整ってきます。よくある月齢の目安で進めていくのではなくお口の中の状態も食べる機能の発達も人それぞれ個人差があるため、お口の発達に合わせて離乳食の形態を変えていきましょう。
食べる機能は自然にできるようになるものではありません。赤ちゃんがおっぱいを吸う吸啜反射は本能的なものですが、食べる行為は口に食べ物を運び、それを口の中で噛み砕き、舌でまとめて塊にして、奥へ運んで飲み込むという流れです。何度も練習して少しずつできるようになるのです。
離乳食の進め方には5段階あります。離乳初期(口唇食べ期)離乳中期(舌食べ期)離乳後期(歯ぐき食べ期)離乳完了期(かじりとり期)というようにお口の発達を観察しながら焦らずゆっくり進めます。嫌がるそぶりがある間は無理に進めないようにしましょう。
栄養については、熱や力になる食材(炭水化物・米、パン、麺、芋)体の調子を整える食材(ビタミン、ミネラル・野菜、果物、海藻、きのこ)血や肉、骨になる食材(タンパク質・肉、魚、卵、大豆製品、乳製品)のバランスをとりましょう。
次回は離乳食を始めるにあたって必要なもの(スプーンや椅子など)についてお話しします。
愛知県江南市の大池歯科医院の小児歯科では、0歳からのkids family oral schoolという、歯の予防を学ぶ為に、1ヶ月に一回通し、虫歯を0にするため、歯並びを良くするための親子で予防を学ぶ子どものための歯の学校をはじめました。習い事感覚で歯科にかかりましょう。歯科医師、歯科衛生士、保育士が様々な視点から問題を解決していきます。
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