今回は離乳食完了期(手づかみ食べ期)についてお伝えします。
離乳食完了期は一般的にだいたい生後12ヶ月から18ヶ月ごろです。手づかみ食べをよくするようになるこの時期には上下の前歯が生えそろい、奥歯が生え始めます。奥歯が1本ずつ生え始めると歯ぐきでは潰せなかったものも食べられるようになり、本格的に咀嚼の練習をする時期になります。
大人と同じような食事をするにはまだ早いので離乳食の形態としては歯ぐきでつぶせる固さにしましょう。弾力のあるもの、固すぎるもの、繊維が多いもの、レタスなど薄すぎる生野菜は避けましょう。手づかみ食べしやすく前歯で噛み切れるような形状にしてください。目安としては煮込みハンバーグや肉団子程度の硬さに例えられます。
この時期は好き嫌いがはっきりしてくる時期でもあります。積極的に食べ物に手を出して手づかみ食べをしようとします。手づかみ食べのしやすいメニューを準備すると良いです。スプーンやフォークを使い始め口に運べるようになってくると自分で食べるという満足感が得られます。意欲的に自分で食べるようになってくれるでしょう。
水分と取り方については個人差はありますが、コップにも興味を示すようになります。少しずつで良いので練習しましょう。コップ飲みは難しく始めのうちはこぼしてしまいますが、コップで飲む動作は唇、舌、顎のコントロール力を養うための大事な動作です。
コップと温めたお茶やお湯を入れた容器を用意して、こぼれても気にならないお風呂で行うと良いでしょう。夏の時期は自宅でのプールで行うのもおすすめです。
次回も引き続き離乳食完了期についてお話しします。
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