無意識にロがポカンと開いたままのお子さんが増えています。鼻からではなくロで呼吸をしているのです。日本人の8割が口呼吸と言われています。スマートフォンやタブレットなどを使ってYouTubeに夢中になって下を向いてしまっていると、鼻呼吸のための気道確保ができなくてしまいます。そのため無意識に楽にできる口呼吸になってしまっているのです。
まず口呼吸についてですが、本来の人間の機能ではなく補助的な呼吸であり、無防備な呼吸法です。硬いものを食べなくなったことによるロの周りの筋力低下や猫背のせいで、下あごが正しい位置に収まらない姿勢になることも原因の一つです。 その結果、免疫低下や咀嚼力の低下、 虫歯のリスクが高まるなどデメリットがだらけです。それに対し鼻呼吸は優れた防御システムを持つ呼吸法でロが閉じていれば、自然と鼻呼吸になり、さまざまな健康問題のリスクを回避することができるのです。
本来、呼吸は鼻で行うのが正しい方法なのです。鼻呼吸は空気と一緒に入ってくる異物などを取り除き、鼻腔内で加温と加湿をしながら肺にきれいな空気だけを届けるという、空気清浄機のような機能があります。ところが、ロにはそうした機能がないのです。ロ呼吸が習慣になってしまうと、これらの物質をそのまま取り込んでしまうことになります。その結果、感染症やアレルギーのリスクが高まり、免疫が低下する可能性が出てきます。新型コロナウイルス感染症も手から口に行ってしまう感染経路が多いと言われています。また、常にロが開いていると口腔内が乾燥することで、細菌が繁殖しやすくなり虫歯や歯周病、歯肉炎、口内炎の原因にもなります。
次回も鼻呼吸についてお伝えします。
愛知県江南市の大池歯科医院の小児歯科では、0歳からのkids family oral schoolという歯の学校をはじめました。1ヶ月に1回通し、虫歯を0にすることや、歯並びを良くすることを親子で習い事感覚で学び歯科にかかりましょう。歯科医師、歯科衛生士、保育士が様々な視点から問題を解決していきます。
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当院は新しく増築し、子供と保護者の為の専用の個室があります。保育士の資格を持ったスタッフのいるきれいで快適なキッズルームを完備し、無料託児もしていますので、小さなお子さんと一緒でも安心して治療を受けることができます。またお子さんの治療時にはアニメ動画が見られるモニターをご用意して、退屈にならずに治療を受けていただけます。