前回に引き続き、今回も鼻呼吸についてお伝えします。
前回、お伝えした通り鼻呼吸に対しデメリットばかりなのが口呼吸です。口呼吸が引き起こす症状として、喘息、肺炎、風邪、鼻炎、頭痛、蓄膿症、アトピー、高血圧、虫歯、歯周病、睡眠時無呼吸症候群などがあります。
子どもがロ呼吸になりやすい要因の一つに鼻づまりがあります。鼻づまりは鼻の奥と喉の境目あたりにある上咽頭の炎症が原因となっているケースがよくみられ、上咽頭には細かい毛のような組織があり、挨やウイルスなどの異物を体外に排除するフィルターの役目を果たしています。逆に言ってしまうと上咽頭は異物が付着して、炎症を起こしやすい部分ということになります。この部分が炎症を起こしてしまうと、鼻が詰まってフィルター機能が弱まってしまい、結果、鼻からは呼吸ができないのでロ呼吸をするしかないのです。ところが、成長期の子供がロ呼吸を続けていると、感情·記憶·推理などを司る脳の部位が活性化しません。呼吸を鼻呼吸に変えるだけで、子供の人生や能力は大きく変わります。
フィルター機能に加えて、鼻呼吸のメリットは、外気を肺が呼吸しやすい、適度な温度·湿度にしてくれる作用があることです。よって、冷たい空気を温めたり、熱い空気の温度を下げたり、空気の湿度を調節したりしています。口を閉じることにより口の渇きや喉の乾燥を防ぎます。鼻呼吸には加湿、加温の効果もあるのです。
他にもメリットはいびきの予防、基礎代謝が上がることで痩せやすくなりダイエット効果も期待できます。
歯科の観点からですと、唾液の分泌が多くなることで口の中の殺菌効果が高まり虫歯から歯を守ってくれる働きがあります。
愛知県江南市の大池歯科医院の小児歯科では、0歳からのkids family oral schoolという歯の学校をはじめました。1ヶ月に1回通し、虫歯を0にすることや、歯並びを良くすることを親子で習い事感覚で学び歯科にかかりましょう。歯科医師、歯科衛生士、保育士が様々な視点から問題を解決していきます。
ぜひ、ご参加ください。
当院は新しく増築し、子供と保護者の為の専用の個室があります。保育士の資格を持ったスタッフのいるきれいで快適なキッズルームを完備し、無料託児もしていますので、小さなお子さんと一緒でも安心して治療を受けることができます。またお子さんの治療時にはアニメ動画が見られるモニターをご用意して、退屈にならずに治療を受けていただけます。