前回に引き続き離乳食についてお話しします。
今回は離乳食で使う『スプーン』『椅子』についてです。
まずスプーンですが、シリコン製やプラスチック製、金属製、木製があります。赤ちゃんが好む素材を選びましょう。スプーンを嫌がるときは素材を違うものに変えると受け入れて食べてくれることがあります。
そしてスプーンの形ですがボウル部分が浅いものスプーンの幅が赤ちゃんのお口の幅の2/3程度のものにしましょう。
次は椅子についてです。最初に使う椅子がハイローチェアになる場合ですが、「少し前傾」で「ぐらつかない」がポイントです。
タオルで腰や背中を安定させます。腰はタオルを腰回りに当てて安定させます。ぐらつかなくなったら外します。背中については背もたれとの間にタオルを挟みやや前傾姿勢にします。
座面の高さをタオルや座布団で調整します。座面は広すぎないようにします。テーブルが胸の下あたりにあると肘がテーブルに乗り上手に前傾姿勢が取れます。
足の裏が足板や床に届くようにしましょう。足が足板や床に届かない場合は、タオルや簡易な台などで高さを調整します。
腰が安定しない赤ちゃんは大人が抱っこしてあげて離乳食を食べさせると姿勢が安定するので食べやすいです。
なぜ姿勢が大事なのかというと姿勢が安定すると
・食べ物を噛む、飲み込むための顎の力や舌の動きが身につきます。
・食事に集中しやすくなり、落ち着いて味わいながら食べることができます。
姿勢を安定させると噛む力が5倍になり、噛む回数が4倍になると言われています。
次回はコップ、ストローの練習の仕方についてお話しする予定です。
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